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三角数と四角数が同じ数になる場合について考えてみました。
三角数={1,3,6,10,15,21,28,36,45,55,66,78,91,…}
四角数={1,4,9,16,25,36,49,64,81,100,121,…}
どちらも最初は、1 になります。その後、36 が見つかります。その後、かなり見比べても出てきません。もう無いのか、と思えば、1225。その後は、41616 になります。これには、タルタリアの三角形との関係が見えてきました。
1+2=3
1+2+…+14=15+…+20
1+2+…+84=85+…+119
1+2+…+492=493+…+696
1+2+…+2870=2871+…+4059
⋮
これらの右式の終値から左式の終値を引きます。
3-2 =1
20-14 =6
119-84 =35
696-492 =204
4059-2870 =1189
この値が、四角数のn番目となります。
1² =1 =1
6² =36 =1+2+…+8
35² =1225 =1+2+…+49
204² =41616 =1+2+…288
1189² =1413721 =1+2+…+1681
逆に右式の終値と左式の終値を足すと
3+2 =5
20+14 =34
119+84 =203
696+492 =1188
4059+2870 =6929
1小さい値になります。
そして、三角数=四角数 が無限にあることが分かりました!
1
6 =1×6
35 =6×6-1
204 =35×6-6
1189 =204×6-35
6930 =1189×6-204
⋮
三角数のm番目は(上記、四角数のn番目を基にします)
m=(-1+√8n²+1 )/2
1 =(-1+√8×1²+1 )/2 =(-1+√9 )/2 =(-1+3)/2
8 =(-1+√8×6²+1 )/2 =(-1+√289 )/2 =(-1+17)/2
49 =(-1+√8×35²+1 )/2 =(-1+√9801 )/2 =(-1+99)/2
⋮
これは2次方程式の解そのものなのですが、平方根の部分は、前回触れた「奇数の平方=8×三角数+1」なので、整数となります。
m={1,8,49,288,1681,9800,…}={1²,3²-1,7²,17²-1,41²,99²-1,…}
と、四角数、四角数-1、の交互となります。
m÷n を計算してみましょう
1 ÷1 =1
8 ÷6 =1.333…
49 ÷35 =1.4
288 ÷204 =1.411764706…
1681 ÷1189 =1.413793103…
9800 ÷6930 =1.414141414…
57121 ÷40391 =1.414201183…
332928÷235416=1.414211438…
⋮
と √2 に近づいていきます。これは、1辺が1の正方形の面積=1辺が√2の直角二等辺三角形の面積、ということです。なので、充分な小数計算ができれば整数値であるmは、
m =[n・√2] ([] :整数部)
でも求まりはします。
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